ホーム >個人のお客さま >住まいの保険 >毎年11月5日は「津波防災の日」。今すぐできる津波防災対策とは?
富士火災のコラム TOPへ  

毎年11月5日は「津波防災の日」。今すぐできる津波防災対策とは?

このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年11月20日 更新

毎年11月5日は「津波防災の日」。今すぐできる津波防災対策とは?

2011年3月、東北地方太平洋沖地震によって甚大な津波被害を受けた日本。この経験を踏まえ、津波対策への理解と関心を深めることを目的に、毎年11月5日は「津波防災の日」と定められました。

11月5日は江戸時代に起きた安政南海地震にちなむものであり、この時ある人物の機転によって多くの命が救われたという逸話は『稲むらの火』という小説にもなっています。私たちは、突然“その時”が来たら適切な行動をとれるのでしょうか。今月は、津波の仕組みとその対策について考えます。

知っておこう、津波のメカニズム

まず、津波がどのようにして起きるのかを説明しましょう。

地震が起きると、震源地付近の地面は持ち上がったり下がったりします。これが海底で起きた場合、海底の地盤が隆起・沈降することになり、それによって起きた海面の変動が波となって四方八方に伝播します。

これが「津波」なのです。

津波は、水面だけがうねっている通常の海の波とは違い、海底から海面までのすべての海水が巨大な塊となって移動する、とてつもないエネルギーを持った波というわけです。

津波には水深が深いほど速く伝わる性質があり、沖ではジェット機に匹敵する速度で進みます。逆に水深が浅いとスピードが落ちるため、陸の近くでは後の波が前の波に追いついて波高がどんどん高くなります。遅くなるとはいっても、その速度は新幹線〜自動車なみです。そして津波は岸に到達すると、オリンピックの短距離走の選手なみの速さで陸を駆け上がってきます。

津波が見えなくても、強い揺れを感じたらすぐ避難

このことから分かるのは、津波が海岸に到達するのを見てから避難を始めたのでは間に合わないという事実です。津波警報が発表されたら、実際に津波が見えなくてもただちに避難を開始しなければいけません。海にいたらとにかく海から上がり、速やかに堤防よりも陸地の方に移動しましょう。津波の高さが3メートルを超えると予測された場合は大津波警報が出されるので、大至急安全な高台などに避難が必要です。

ただ、沿岸近くで発生した津波では警報・注意報の発表が間に合わない場合もあります。海岸付近で強い揺れ・長い揺れを感じたらすぐ避難するよう心がけてください。

また警報などで「30センチの津波」などと耳にした時に、「たかが数十センチ」と侮るのはとても危険な考え方です。

普段の海ですら、風の強い日には浅瀬でうっかり足を取られることがあります。津波は横方向の海水の動き(流速)が極めて大きく、高さ20センチ以上では身動きが取れなくなる可能性もあるのです。

「津波の前には潮が引く」という言い伝えがありますが、これも鵜呑みにはできません。引き波がなく、いきなり大きな波が海岸に押し寄せる場合も少なくありません。正しい知識を持って落ち着いた行動をとることが安全への近道です。

津波災害への備えを習慣化しよう

いつ発生するかわからないのが自然災害です。津波から身を守るためには、日頃からの災害に対する備えが何より重要になります。テレビの大規模な災害のニュースや特集番組などを見ると一時的に防災意識が高まりますが、その意識が長続きしないのであれば意味がありません。そこで、普段から以下のような行動を日常生活に定着させ、習慣化していくことを心がけましょう。

●知識を身につけ情報は常に注意しておく

災害の前兆に気づき、予報や警報を確実に知ることができるように普段から気をつけておくことは非常に重要です。また、いざ災害に見舞われた時にとるべき行動、安全な避難経路の確認、災害用伝言ダイヤルの使い方など、必要な知識を身につけておきましょう。災害に直面した時にパニックの回避にもつながります。

●避難場所・緊急連絡先は確認しておく

ハザードマップなどを使って、自宅、勤務地、学校、その他よく行く場所の危険度を把握しておきましょう。家族がバラバラに避難しても後ですぐに再会できるよう、避難場所や連絡方法などを普段から話し合っておくことも大切です。実際に避難場所まで歩いてみて、避難ルートがいくつあるのか、途中に危険な場所がないのかなどを下見しておくとさらに安心です。

●非常用持ち出し袋は身近に置いておく

避難場所で数日間過ごすことを想定したうえで、最低限必要なものを準備しておきましょう。非常用の持ち出し袋などは、いつでも持ち出せるような身近な場所に置いておきます。持ち出し袋には、ラジオ、懐中電灯、水・非常食、防寒着・替えの下着、手袋、ライター、救急セット、現金などのほか、持病がある人はその薬なども忘れないように入れて備えておくとよいでしょう。

※本コラムに掲載した情報は、以下のWebページを参照しています。
気象庁 緊急地震速報 緊急地震速報を活用した訓練について
内閣府 津波防災ひろめ隊サイト
東京都防災ホームページ 津波防災の日(11月5日)について

富士火災のコラム TOPへ
このエントリーをはてなブックマークに追加
【16F106S】

ページTOP