ホーム >個人のお客さま >けがの保険 >転倒や転落に注意! 高齢者にありがちな家庭内の事故
富士火災のコラム TOPへ  

転倒や転落に注意! 高齢者にありがちな家庭内の事故

このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年9月25日 更新

転倒や転落に注意! 高齢者にありがちな家庭内の事故

「アクティブシニア」ということばに代表されるように、現代は高齢者が元気な時代です。しかし、シニアにとって身体機能は若い頃のままではありません。油断していると思わぬ事故に遭う場合もあります。その事故が多いのが慣れた家の中です。国民生活センターの調査によると、65歳以上の高齢者が事故に遭う場所は一般道路が6.9%なのに対して、家庭内は77.1%という結果が出ています。高齢者はけがをすると治るまでに時間がかかり、後遺症をもたらす場合も少なくありません。高齢者の人たちが元気で長生きできるよう、家庭内事故について知識を深めておきましょう。

高齢者における家庭内事故の多くは打撲・骨折

65歳以上の家庭内事故で多いのは、「打撲」「切り傷」「骨折」「やけど」です。特に骨折は、65歳未満の件数の2倍以上となっています。高齢者のけがは、その後の生活に支障をきたすリスクが高くなります。

特に75歳以上の高齢者の場合、男女ともに骨の構造が弱くなっているため、転倒により骨折するリスクが高くなります。転倒した時に手をついて衝撃を避けようとして、手を骨折することもありますから、一緒に住んでいる家族であれば、「転ばない」ように周囲が目を配っておくことが必要です。一方、死亡事故で最も多い原因は入浴中に「溺れること」です。これは季節性があり、冬場に多く発生しています。

事故のきっかけ

家庭内事故を起こしたシニアの特徴は、男性では活動性の高い前期高齢者(65〜74歳)が多く、女性では外出や歩行に不安のある後期高齢者(75歳以上)が多いようです。また実際の事故事例は、さまざまなパターンがあります。具体的には以下のようなものです。

●階段・床での転落や転倒による骨折
●コタツ布団や電源コードなどにひっかかり転倒し、打撲・骨折
●庭の木の剪定(せんてい)や屋根の雪下ろし作業中に転落、骨折または死亡
●夜中にトイレに行こうとベッドから転落し、頭部を打って骨折
●仏壇のろうそくの火が着衣に燃え移り、大やけど
●食料品をのどに詰まらせて死亡
●入浴中に溺れる

場所・事故別の対策方法

足がもつれる、つまずくなど、身体的能力の衰えによるものは、ちょっとした工夫で事故の確率を減らすことができます。具体的には以下のような対策が重要です。高齢者と同居している家族の場合は、大事故になる前にこうした点に注意を払っておくように心がけましょう。

【階段や床の転倒対策】

●すべりやすいスリッパを置かない
●玄関は式台などを置いて段差をなくす
●階段、廊下、玄関などには明るい照明や足元灯をつける
●階段や廊下には手すりを設ける
●リビングなど部屋の中は整理整頓をして、つまずきそうなものを置かない

【屋根やハシゴからの転落対策】

●1人での作業は絶対にさせない

【浴室での事故対策】

●心臓などに負担をかけないように家族の入浴後やシャワーで給湯して浴室を暖めてから入浴してもらう
●給湯やシャワーは熱い温度設定にしない
●心臓に負担をかけないよう、脱衣所との温度差をなくす

【窒息事故対策】

●食事の際はお茶や水を飲んで、のどを湿らせてから食べてもらうようにする
●よく噛んで食べてもらうようにする
●お餅などのどに詰まりやすいものは小さく切る
●周りの人は、急に話しかけたり早く食べるようせかしたりしない

また、高齢者の場合は「2つのことを同時に行う」ことが難しくなっています。何かの動作中に別のことに注意を向けさせることがないように、家族や周囲の人が気遣いをすることも重要なポイントです。また、高齢者を見守る支援サービスもありますから、上手に利用することを考えてみるのもよいでしょう。


※本コラムに掲載した情報は、以下のWebページを参照しています。
独立行政法人 国民生活センター 医療機関ネットワーク事業からみた家庭内事故
独立行政法人 国民生活センター くらしの危険 高齢者の家庭内事故に注意
東京消防庁 高齢者の事故を防ぐために

富士火災のコラム TOPへ
このエントリーをはてなブックマークに追加
【15E308S】

ページTOP