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健康ブームで自転車利用者増加!気をつけて交通事故

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2014年5月9日 更新

健康ブームで自転車利用者増加!気をつけて交通事故

近年、通勤やレジャーなど、日々の暮らしで頻繁に自転車を利用する人が増えています。その背景にあるのが、健康ブームやエコ、レジャーの多様化です。気軽に運動ができて、二酸化炭素の排出もない自転車は、老若男女問わずさまざまなシーンで利用する人が増えてきました。その一方で問題になっているのが、自転車による交通事故です。そこで、自転車に乗るときに注意したいマナーや事故のリスクを知っておきましょう。

自転車事故で1億円近くの損害賠償の事例も

自転車人口の増加とともに、交通事故も多発しています。警視庁の調査によると、2012年の自転車の事故は13万2,048件。これは交通事故の約2割を占めています。また、自転車事故による死傷者数は13万1,762人で、交通事故による死傷者の約16%を占めます。

自転車事故のうち、最も多いのは自動車との事故。出会いがしらや右左折での衝突が多く、自転車事故の8割以上に上ります。その一方で、自転車が加害者となる事故も増加傾向にあります。警視庁によると、2011年には自転車事故のうち15.4%が自転車による加害事故だったそうです。

自転車による加害事故は、安全確認の不足、一時不停止、信号無視などによって起こるものが大半です。この中には、自転車で歩道を通行し、歩行者と接触する事故も少なくありません。歩行者に重傷を負わせたり、死亡させたりした結果、高額の賠償責任を負うケースもあります。信号無視の自転車が歩行者に衝突し、歩行者が死亡したある事故では、裁判の結果、自転車に乗っていた男性に4,746万円の損害賠償支払いが命じられました。また、自転車で坂道を下っていた小学生が、歩いていた女性と衝突して意識不明となるけがを負わせた事故では、小学生の母親に9,520万円の賠償が命じられた事例もあります。自転車は手軽な乗り物である半面、思わぬ凶器になることもあるのです。

自転車のルールが厳格化

自転車による事故が多発している背景には、事故へのリスク意識が低いことがあります。これを改善するために、2013年に道路交通法が改正され、自転車での通行のルールが整備されました。たとえば、ブレーキに不備がある自転車では原則走行できません。警察官が発見した場合には、その場で検査と応急措置を命令したり、乗車を禁止したりできることになりました。もし、警察官の命令に違反すると、5万円以下の罰金が科せられます。

また、従来、歩道のない道路を自転車で走るときは、路側帯の左右どちらも通行できました。しかし、路側帯を右側通行すると、自動車と正面衝突する危険があるため、左側通行に限定されました。違反すると3カ月以下の懲役、または5万円以下の罰金を科されます。

自転車にやさしい環境づくりも進んでいる

今や世界中で自転車が走行しやすい環境づくりへの機運も高まっています。
例えば、「自転車都市」とも言われるデンマークのコペンハーゲン。この都市では、基本的に自転車は自動車と同じルールに従って自転車専用レーンを走行することが定められていますが、専用レーンの他にも、自転車専用の標識や信号機といった設備や、専用レーンにおける自動車の駐停車について規制が整えられているため、自転車利用者は快適に街中を走ることができます。
同じく自転車が自動車と同じルールで走行する意識を広げることで、自転車利用者が安全に道路を走れることを目指す「シェア・ザ・ロード」という運動も、アメリカやスペイン、オーストラリアなど世界各国に広がっています。
日本でも自転車の活用は防災対策や環境保全に有用とし、2020年の東京オリンピックに向けて自転車レーンを充実させる計画が東京都で進んでいます。

今後は、自転車と歩行者、自動車が安全に走行できる環境が整備されていくと期待されます。しかし、自転車を利用するときには、事故のリスクをしっかりと意識しておくことも大切です。ルールを守って、安全で健康な自転車ライフを楽しみましょう。

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