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妊婦さんは特に気をつけて!最近よく耳にする「ジカ熱」とは?

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2016年4月28日 更新

妊婦さんは特に気をつけて!最近よく耳にする「ジカ熱」とは?

2016年の2月、3月と海外での感染による国内の症例が報告された「ジカ熱」。テレビなどで耳にする機会も増え、この感染病に対して不安を感じている人も多いのではないでしょうか。特に海外旅行の予定がある人や仕事などで海外へ赴く機会の多い人にとっては、どんな病気なのか、どうやって感染するのかなど気になるもの。そこで、ジカ熱について正しい知識を身につけておきましょう。

ジカ熱ってどんな病気?

ジカ熱(ジカウイルス感染症)はジカウイルスを持った蚊に刺されることで感染する、蚊媒介性の感染症です。数日間の潜伏期間ののち、軽度の発熱、頭痛、発疹、結膜炎、筋肉痛、倦怠感などの症状が現れます。ただ、感染しても8割ほどの人が発症せず、発症しても気づかないくらい軽い症状で済むことも多いようです。

蚊の繁殖しやすい熱帯地方での感染例が多く、これまでアフリカやアジア太平洋地域、中南米および南米で症例が報告されています。

妊婦さんは特に要注意! おなかの赤ちゃんに影響する可能性も

軽症ですむことの多いジカ熱ですが、妊婦さんや家族に妊娠中の女性がいる人は注意が必要となっています。なぜなら、妊婦さんがジカ熱に感染することにより、生まれてくる赤ちゃんに「小頭症」という症状を引き起こす可能性が示唆されているからです。そのため、2016年2月1日には、世界保健機関(WHO)が国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)を宣言しています。

「小頭症」とは、月齢に比べて脳や頭蓋骨が大きくならず、脳の発達不全による知的障害や運動障害を伴う先天性の病気です。ジカウイルス感染と小頭症発症との関連が示唆されており、ブラジルではその関連性について研究が進められています。

そのため、妊娠中の女性や妊娠を予定している女性とその家族は、流行地域への渡航を控えたほうが安全です。やむをえない事情で流行地域へ赴く場合は、虫よけ効果のあるスプレーをこまめに塗布する、常に長袖・長ズボンを着用するなど、感染症に対する予防対策をしっかりおこない、蚊に刺されないよう注意しましょう。

また、わずかながら性行為による感染の可能性が疑われる事例も報告されているため、妊婦さんやパートナーに渡航歴がある場合、感染の有無にかかわらず、世界保健機関(WHO)から発信される最新情報・勧告をチェックするようにしましょう。

ジカウイルスに感染したら

ジカウイルスにはまだ有効なワクチンがなく、ジカウイルス感染症に対する特効薬もみつかっていないため、治療法は対処療法のみとなります。渡航先で発熱などの症状が現れた場合は、できる限り早めに医療機関を受診し、帰国後に心配な症状が見受けられたときは、空港や最寄りの検疫所、保健所に相談しましょう。医療機関で受診する場合は、渡航先や渡航期間、渡航先での活動などを詳しく説明する必要があるので、メモなどにまとめておくとスムーズでしょう。

なお、ジカ熱は感染症法で「四類感染症」に定められているので、診断した医師から保健所への届け出が義務付けられています。

日本国内ではまだ流行していないジカ熱ですが、国内で感染する可能性もゼロではありません。必要以上に怖がることはありませんが、感染症への予防対策を講じるとともに体調の変化には十分気を配り、異常が見られた場合は早めの受診を心がけるようにしましょう。

※本コラムに掲載した情報は、以下のWebページを参照しています。
ジカウイルス感染症 国際感染症対策室 ホームページ
ジカウイルス感染症に関するQ&Aについて 厚生労働省
ジカウイルス感染症について 厚生労働省
渡航時におけるジカウイルス感染症への注意について FORTH
ジカウイルス感染症 Zika Virus Infection 東京都感染症情報センター
ブラジル:小頭症の事例が急増、ジカ熱感染との関連を調査−ユニセフ、感染予防の啓発に各機関・コミュニティと協働 日本ユニセフ協会

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