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ちょっと前からよく聞く「先進医療」とは何?

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2014年10月24日 更新

ちょっと前からよく聞く「先進医療」とは何?

医療技術の進歩とともに、病気やけがの治療技術は日々向上しています。新しい治療方法や手術方法などが研究・開発され、かつては治療が困難だった難病でも治療が可能になってきています。このような新しい治療のうち、特定の大学病院などで研究や開発がなされ、ある程度の実績を積み、安全性や有効性が確認されたものは「先進医療」として厚生労働省に認められています。

ただし、厚生労働省に認められている「先進医療の実施医療機関」以外で、先進医療と同様の治療・手術などを受けても先進医療とは認められません。つまり、「先進医療」とは、厚生労働省が認めた特定の治療や手術のうち、厚生労働省が定めた医療機関で行われるもののことを言います。

先進医療の利用者数ですが、平成25度に厚生労働省が行った「先進医療の実績報告」では、第2項先進医療(先進医療A)が19,699人、平成23年度に行った報告では13,679人でした。2年度で約6,000人増えたことになり、需要が高まってきていることがわかります。

先進医療は58種類

平成26年8月1日現在、先進医療は2種類に分けることができます。

一つは、第2項先進医療(先進医療A)。薬事法の規定により、承認や適応の認可が得られている医薬品や医療機器を用いた医療のことをいいます。

もう一つの先進医療として、第3項先進医療(先進医療B)があります。これは、第2項先進医療とは対照的に、薬事法で未承認、適応外の医薬品や医療機器を用いた医療技術のことをいいます。おもに試験的な医療を行うときに用いられています。

一般的に治療として広く利用されているのは先進医療Aであり、58種類が厚生労働省に認められています。先進医療の中でも利用が多い代表的な治療方法をご紹介します。

・多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術

白内障の治療に用いられます。多焦点眼内レンズを眼球に挿入することで、遠方・近方の視力を回復することができます。

・陽子線治療

局所に限定されたがんの治療に用いられます。放射線の一種である粒子線(陽子線)を病巣に照射して、悪性腫瘍を治療します。

・前眼部三次元画像解析

特殊なカメラを使用することで、画像データを取得して、眼球に負担をかけることなく、角膜、虹彩、隅角、水晶体といった眼の前面部分の状態を高精度に検査することができます。画像データは半永久的に劣化することなく、電子カルテに組み込むなど、情報管理にも大変役に立ちます。

その他の先進医療については厚生労働省のホームページをご参照ください。
厚生労働省「先進医療の各技術の概要

先進医療は全額自己負担

厚生労働省に「先進医療」と認められた治療を受けた場合は、その技術料は全額自己負担になります。ただし、通常の治療と共通する診察料や検査料、投薬料、入院料などには公的医療保険が適用されます。
なお、厚生労働省に認められている「先進医療の実施医療機関」以外で、先進医療と同様の治療・手術などを受けても先進医療とは認められないため、その場合は、全てが公的医療保険の対象外となり、全額自己負担になるので注意しましょう。

先進医療を受けるには?

先進医療を受けるときには、患者さんが医師に先進医療での治療を希望する旨を伝えます。治療を行う上で、保険診療のほかに、先進医療の必要性と合理性を医師が認めると受けることができます。

先進医療を希望するときには、医師と具体的な治療内容や費用をじっくり相談し、理解したうえで臨みましょう。

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