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スギ花粉症を治療する!? 「舌下免疫療法」ってどんな治療法?

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2015年2月27日 更新

スギ花粉症を治療する!? 「舌下免疫療法」ってどんな治療法?

いまや、日本人の5人に1人がスギ花粉症といわれる時代。日本気象協会によると、2015年春のスギ花粉飛散数は、九州や四国以外で前年を上回る傾向にあり、特に東北・関東甲信・北陸では「非常に多い」と予想されています。早いところでは2月上旬から飛散しはじめるので、すでに対策をしている方も多いでしょう。今回は「毎年、治療をするのが……」と感じている方のためにスギ花粉症治療の「舌下免疫療法」についてご紹介します。

「舌下免疫療法」って、今までの治療法と何が違うの?

医療機関で行う花粉症の治療は薬物や手術などさまざまですが、「舌下免疫療法」はアレルゲン免疫療法(減感作療法)の一つです。アレルゲン免疫療法とは、アレルギーの原因となる物質・アレルゲンを少しずつ体内に吸収させて慣らし、体質を徐々に変えて鼻づまりや目のかゆみなどのアレルギー症状を和らげる治療法です。

アレルゲンを体内に投入する方法としては「皮下免疫療法」と「舌下免疫療法」が代表的ですが、特に「舌下免疫療法」は、注射器を使う「皮下免疫療法」のデメリットを補う治療法として期待されています。注射による痛みや腫れがないことに加え、自宅でできるので患者の負担が少ないのです。また、注射よりも重篤な副作用が少ないとも言われています。

どのくらい効果があるの!?「舌下免疫療法」のメリットとデメリット

「舌下免疫療法」は、2014年10月から公的医療保険が適用されたことで一気に認知度が高まりました。これまで自由診療のため年間で5〜10万円ほどかかっていた治療費が、3割負担で大幅に抑えられるようになったのは、大きなメリットといえるでしょう。

気になる効果はというと、「舌下免疫療法」の治療を受けた患者のうち、およそ7割に症状の改善が見られたという調査報告があります。

一方、デメリットもあります。その一つが2〜3年ほどの長期にわたる治療期間が必要という点。その間はスギ花粉を含むエキスの舌下投与を毎日継続しなくてはなりません。また、治療を開始する時期も注意が必要です。「舌下免疫療法」はスギ花粉の飛散時期に始めることはできません。アレルゲンであるスギ花粉の吸収量が増えてしまうからです。スギ花粉が飛散し始める3カ月以上前から治療を開始するのが効果的と言われています。

ただ、ネックとなる長期の治療期間ですが、治療を始めてから迎えた最初の花粉シーズンで改善が見られるなど短期間で効果が望める例もあるそうです。比較的新しい治療法のため、今後新たな検証データも増えるでしょう。最新情報をチェックし、メリットもデメリットも併せて総合的に判断することが大切です。

知っておきたい!「舌下免疫療法」の方法と流れ

「舌下免疫療法」は、初回に受けるアレルギー検査でスギ花粉によるアレルギー症状が確認された人が治療対象となります。治療方法は、処方された薬剤を毎日1回舌の下に滴下し、約2分放置したあと飲み込むというもの。

この治療を3年ほど継続すれば、投与を止めても6〜7年程度は効果が続くケースが多いそうです。「舌下免疫療法」は時間をかけて体内の免疫反応を変化させる治療法です。負担に感じる毎日1回の投与も、歯磨きや洗顔と同じように生活習慣の一つと考えればストレスに感じることも少ないはずです。

現状、治療薬を処方できるのは、あらかじめ教育講習を受けた医師に限定されるため、どの医療機関でも治療を受けられるわけではありません。まずは、かかりつけの医師や病院などに問い合わせてみるとよいでしょう。

※本コラムに掲載した情報は、以下のWebページを参照しています。
日本気象協会 2015年春の花粉飛散予測
東京都 花粉症患者が利用しやすい舌下減感作療法の研究結果

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