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帰省シーズン到来!長時間移動時はエコノミークラス症候群にご注意を

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2015年12月28日 更新

帰省シーズン到来!長時間移動時はエコノミークラス症候群にご注意を

今年も残すところあとわずかになりました。年末年始は、故郷に帰省する方や海外旅行に出かける方も多いことでしょう。そのため、高速道路は大渋滞、公共交通機関は大混雑となります。そんなときに気をつけたいのが「エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症)」です。長時間移動の旅の前には、エコノミークラス症候群についての予備知識を仕入れ、対策を練っておくと安心です。そこで、エコノミークラス症候群はどのような病気なのか、またどうやって予防すればよいのかを詳しく解説していきます。

エコノミークラス症候群とは?

健康な人が突然死を起こす病気の一つとして近年メディアでもよく取り上げられるのがエコノミークラス症候群です。この病名は耳にしたことのある方も少なくないと思います。では、エコノミークラス症候群になると体の中では一体何が起きるのでしょうか。

飛行機の旅では、窮屈な椅子に長時間座ったままの状態を強いられます。すると足の血行が悪くなり、静脈の中に血のかたまり(静脈血栓)ができることがあるのです。この血栓の一部が血流に乗って肺に到達し、肺の動脈を閉塞させてしまう症状がエコノミークラス症候群です。この病気はエコノミークラスの乗客に限らず、ビジネスクラス以上の乗客や車の長距離ドライバーなどにも発症するので、「旅行者血栓症」とも呼ばれています。

流れてくる血栓が小さい場合は症状が出ずにすむこともあるようですが、大きい場合には深刻な事態になることもあります。初期症状では大腿部から下の脚に発赤、腫脹、痛みなどが現れます。このような症状が発生したら緊急に医療機関での受診が必要です。そして、ひとたび血栓が肺に詰まってしまうと、胸痛、呼吸困難、チアノーゼ、失神等の症状が現れ、場合によっては死をも招きかねない危険な状態に陥ってしまうこともあるのです。

当てはまる人は注意!こんな人が発症しやすい

エコノミークラス症候群になる可能性が高いのは、一言でいえば血栓ができやすい性質を持つ人、もしくはできやすい状況下にある人です。以下の項目に当てはまる方は特に注意が必要なので、しっかりと予防することをおすすめします。

  • 高齢者
  • 肥満の人
  • 生活習慣病(糖尿病、高血圧、高脂血症等)がある人
  • 下肢静脈瘤を有する人
  • 下肢の手術を行ったことがある人
  • 悪性腫瘍(がん)を有する人
  • 過去に深部静脈血栓症、心筋梗塞、脳梗塞等を起こしたことがある人
  • 骨折等のけがを負っている人
  • 妊娠中、または出産直後の人
  • 経口避妊薬(ピル)を使用中の人

長時間移動の際に気をつけておきたいポイント・対策

エコノミークラス症候群を防ぐには、まず十分な水分を取ることと足を刺激することがとても重要になります。それに加えて、以下のような対策をすることが大切です。「自分は血栓ができやすいのでは」と感じた方は、特に意識して実践してみてください。

(1)なるべく動く

下肢の血液循環を悪化させないようにするためには、飛行機の中でもなるべく動くことが効果的です。トイレへ行く、新聞をもらいに行くなど、席を立って歩く機会を作りましょう。隣席の人に気兼ねなく立つには、窓際よりも通路側の席のほうが便利なので、飛行機のチケットは通路側を指定するとよいでしょう。自動車移動の場合は、時々休憩を入れ、車を降りて散歩するように心がけましょう。

(2)こまめな水分補給

乾燥した機内や車中では気づかないうちに体内の水分が奪われ、血液の粘度が上がってしまいます。脱水症状を防ぐためにも適度な水分摂取を行いましょう。飲み物はできるだけ水にしましょう。コーヒーや紅茶、ビールなどは利尿作用があるので、かえって脱水が助長されてしまいます。

(3)足の運動・マッサージを行う

血液の循環が悪くならないようにするには、適切な運動やマッサージが有効です。「足首を回す」「つま先をすね側に倒す」「ふくらはぎやアキレス腱を伸ばす」といった狭い場所でもできるようなストレッチを取り入れてみましょう。足首からひざの方向へふくらはぎをさするマッサージも効果があります。靴を脱いで足を自由に動かしたり、着圧ソックスをはいたりしてむくみを防ぐのも血栓予防になります。

帰省や海外旅行などの長時間移動でエコノミークラス症候群にならないように気をつけて、元気に年末年始を過ごしましょう。

※本コラムに掲載した情報は、以下のWebページを参照しています。
国立循環器病研究センター 循環器病情報サービス 急性肺血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)の話
厚生労働省 深部静脈血栓症/肺塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)の予防Q&A(一般の方々のために)

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