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お薬手帳を持っていくと支払額が安くなる!?2016年4月の診療報酬改定とお薬手帳

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2016年6月3日 更新

お薬手帳を持っていくと支払額が安くなる!? 2016年4月の診療報酬改定とお薬手帳

医師から薬を処方される際に、服用履歴や既往歴を確認するための「お薬手帳」。薬の副作用や飲み合わせによる危険から身を守ってくれるツールですが、めったに病院にかからない人にとってはなじみがありませんよね。しかも、今まではお薬手帳を持っていくと、別途医療費が徴収されていたため、節約のためにあえて持たないという人もいたかもしれません。ところが、2016年4月から施行された診療報酬改定によりお薬手帳を利用する際の料金が減額され、お得になるケースもあるようです。そこで、お薬手帳のメリットや、具体的な負担額について知っておきましょう。

お薬手帳の役割とメリット

お薬手帳は、処方された薬の名前や服用の注意点、調剤日などを記録して薬歴を残すためのものです。どのような薬をどのくらいの期間使用しているか、他院で処方された薬はあるかなどがわかるため、医師や薬剤師が処方する際の目安になります。それにより、飲み合わせの悪い薬の処方を防げたり、すでに持っている薬の重複を避けられたりするメリットがあります。また、副作用歴、アレルギー歴、既往症などを書き込むことで、合わない薬が処方される危険性も回避することができます。
旅行や引越しなどで、初めての医療機関にかかる際も服用している薬を的確に伝えることができ、セカンドオピニオンを求める際には治療の方向性を検討する判断材料のひとつになることもあります。東日本大震災のときには、多くのカルテや調剤履歴が喪失した中で、信頼性の高いデータとしても役立ちました。

診療報酬改定で患者側に起こる変化

安全に薬を服用するために役立つお薬手帳ですが、これまでは「薬の説明」や「おくすり手帳への薬剤情報の記載」などの5項目で、「薬剤服用歴管理指導料」として70円(3割負担なら20円ほど)が加算されていました。しかし、2016年4月の診療報酬改定により、お薬手帳を持ってくるなど一定条件を満たすことで、薬剤服用歴管理指導料が120円(3割負担なら30〜40円ほど)減算されることになりました。

【薬剤服用歴管理指導料算定要件】

1. お薬手帳を持ってくること
2. 6ヵ月以内に同じ薬局を利用していること
3. 利用する薬局が大型門前薬局ではないこと

※大型門前薬局:特定の医療機関からの処方箋が9割を超え、月2,500枚超の処方箋を受け付けている薬局

さらに、今回の診療報酬改定では、薬剤師を患者が指定して服用管理をしてもらう体制と、それに伴う「かかりつけ薬剤師料」や「かかりつけ薬剤師包括管理料」の規定も盛り込まれました。薬剤師を指定すると患者の窓口負担は増えますが、個々の状況に合わせた指導を受けられ、薬剤師との関係性が向上します。
かかりつけ薬剤師の存在は、薬剤事故を防ぐとともに、無駄に処方される薬や残薬を減らす効果も期待されています。

お薬手帳を忘れず持ち歩くために

ご自身のためにも持ち歩きが推奨されるお薬手帳ですが、慣れていないと忘れてしまうこともしばしばでしょう。そこで、保険証や診察券もいっしょに携帯できるお薬手帳カバーをつけたり、お気に入りのキャラクターなどが描かれたデザイン性の高いお薬手帳を利用したりすれば、うっかりを防げるかもしれませんので、ぜひ一工夫を。
また、ICカードや日本薬剤師会がリリースしたスマートフォン用アプリなど電子化されたお薬手帳もあり、全国どこの薬局でも対応できるように取組みが進められています。日頃から持ち歩くことの多いスマートフォンにお薬手帳が入っていれば、外出先で急に体調を崩しても安心ですね。

※本コラムに掲載した情報は、以下のWebページを参照しています。
平成28年度診療報酬改定について(厚生労働省)
国民のみなさまへ(日本薬剤師会)

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