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交通事故よりも多い!寒い日の入浴は「ヒートショック」に注意

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2017年2月17日 更新

交通事故よりも多い!寒い日の入浴は「ヒートショック」に注意

寒い日のお風呂は体が温まり、心地が良いものです。しかし、冬は入浴時の事故が多いことをご存じですか?原因のひとつとして考えられているのが「ヒートショック」です。
2015年の厚生労働省研究班の調査によると、入浴中の事故死は年間で約19,000人と推計されています。特に高齢者の事故が多く、12月から2月のあいだに年間の約半数の事故が起きています。2015年の交通事故死亡者数が4,117人であることと比べると、かなり多いといえるでしょう。
ここでは、冬の入浴時に気を付けたいヒートショックの原因と対策を紹介します。

ヒートショックの原因

ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が大きく上下に変動するために起こる体調変化のことです。脳卒中や心臓発作など、命に関わるトラブルの引き金になるほか、入浴時にヒートショックに陥った場合は、意識を失うことによる溺死の恐れもあります。

では、なぜ冬の入浴時に起こりやすいのでしょうか。
寒い冬は体温を保つために血管が収縮し、血圧が高くなります。入浴時は暖房のきいた温かい部屋から寒い脱衣所へ行き、衣服を脱ぐため、血圧が急激に上がります。その後、温かい湯船につかって体が温まると、今度は血圧が急降下します。このように、冬の入浴時は血圧の変動が起こりやすいため、ヒートショックが起こりやすくなるのです。

ヒートショックを起こしやすい人は?

次の症状に心当たりがある方は、ヒートショックを起こしやすいため、特に注意が必要です。

高血圧の方

血圧が高い方の場合、急激に血圧が低くなることで意識を失い、入浴中に溺れてしまう可能性が高まります。

高齢の方

ヒートショックは高齢の方に起こりやすく、死亡につながる事例も多いため、特に注意が必要です。これは、高齢になると血圧や体温が変化しやすくなるためです。

動脈硬化が起こっている方

糖尿病などが原因で動脈硬化が進んでいる方も、血圧を維持しにくい体内環境の場合が多いです。

入浴時の注意点

ヒートショックを予防するために、入浴時は次の点に気を付けましょう。

脱衣所や浴室を暖める

入浴前に脱衣所や浴室を暖めておきましょう。脱衣所にヒーターを置く、熱いシャワーを壁に掛けて浴室を暖めておく、ほかの人が入浴した直後に入るようにするなど、なるべく温度差が大きくならないようにしましょう。浴室暖房がついている場合は、上手く活用してみるのもよいでしょう。

掛け湯をする

熱い湯船にいきなりつからず、まずは足元など心臓から離れた場所にお湯を掛けて、徐々に体を温めましょう。

湯船の温度は41℃前後に設定

熱いお風呂はのぼせやすく、ヒートショックの危険性が高まります。湯温は40〜41℃に設定し、湯船につかる時間は10分程度を目安にしましょう。

食後、飲酒後の入浴は控える

食後は血圧が下がりやすくなるため、食後1時間以内の入浴は避けましょう。飲酒をしている場合は事故が起こりやすいので、特に注意が必要です。

寒い日の入浴はリラックスできて気持ちが良いですが、体に負担をかけることがないように気を付けながら楽しみましょう。

※本コラムに掲載した情報は、以下のWebページを参照しています。
地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター 入浴時の温度管理に注意してヒートショックを防止しましょう
消費者庁消費者安全課 冬場に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください!
国立循環器病研究センター 循環器病情報サービス 高血圧
警察庁交通局交通企画課「平成27年中の交通事故死者数について」

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